第218話極度に危険なヤツがやってきた

「今日は、お前もこいつも逃がさない!」

追っ手はあっという間にエミリーとダニエルとの距離を詰めた。先頭の男が冷えきった声で言う。瞳の奥には、むき出しの悪意が渦巻いていた。

エミリーは、ダニエルの体温が刻一刻と奪われていくのを感じていた。進路を塞ぐ男たちを見据え、その視線は刃のように鋭い。

もう迷っている暇はない。

今日ここでダニエルに何かあれば、こいつらは命で償うことになる。

エミリーは、もっとも致命的な技を使うと決めた。

戦いのなかで、時間はするりとこぼれていく。

エミリーはあまりに激しく戦い、自分を見失いかけていた。

そのとき、ノックスが駆けつけた。

そんな状態のエミリー...

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